入院患者さんが発熱したら-4WCをチェックしてみよう-
入院患者さんの発熱は、とても遭遇しやすい項目です。
その中で、まずはこんなことを考えてみるとどうか?というお話をします。
4WC
もともとは、外科の手術後の発熱原因を5Wで考えるのですが
それを少し改変して、4WCと名付けました。
W:Wind(肺炎や無気肺など)
W:Water(水:尿路感染症など)
W:Walk(臥床によるDVTたPEなどの塞栓症)
W:Wonder(wonder drug薬剤を怪しむ)
C:Crystal(結晶:偽痛風(CPPD)など)
(もともととの外科術後の発熱は、5Wで)
W:Wind(肺炎や無気肺など)
W:Water(水:尿路感染症など)
W:Walk(臥床によるDVTたPEなどの塞栓症)
W:Wonder(wonder drug薬剤を怪しむ)
W:Wound(傷口 創部感染症)
に5Cです。
発熱したら-4WCをチェックしてみよう-
入院中の発熱として、頻度の高いこの5つはまず見てみましょう。
呼吸音やSpO2や呼吸数を見て
関節が腫れていないか、
足の左右差がないかどうか(血栓など)
DVT予防はしていたか、などを考えたり
薬剤の時期と、発熱の時期が薬剤熱と疑うかどうか
(薬剤熱を疑う「ヒカク三原則」…比較的元気、比較的除脈、比較的CRP高くない
→薬剤中止後72h以内に発熱治まる)
などを考えていきましょう。
もちろん、これがすべての熱源ではありません。
ですが、頻度の高い発熱項目になります。
4WCを探してみましょう。
